遂にJGLR3も最終戦を迎えた。泣いても笑ってもこの10周でチャンピオンが決まる大一番。
タイトル争いの条件は前戦の記事で書いたので割合するが、レース前のフリー走行でYASさんは2分13秒台に入っている為、オレも油断できない状態となった。
加えて初開催のKYOTO GPの逆走。予選前のウォームアップでは強風が吹いていたがまともにレースができる状況でなかったが、予選の時には風は弱まった。

予選はタイトル争いのライバルYASがウェイトを物ともせずPP。2番手に同じFXRに乗る“援軍”maru-ku。オレは70kgウェイトが効いて6番手から。

スタートは完璧に決まり、3番手で1コーナーへ行ったと思ったが、yomogiがtakaryoに追突。そのあおりを受けてオレもハーフスピン。すぐに立て直したもののMr.jillに抜かれ4位で復帰。

1周目からウェイトの無くストレートの速いtakaryoが攻めに攻め、5番手に後退。

しかし翌週のバンク区間で順位はシャッフルされ、4位でyomogiをしばらく抑える展開となった。

yomogiがピットに入ってからはMr.jillとの攻防となった。立ち上がりこそはまだオレの方が速いが、ウェイト70kgのFXRでストレートの速いFZRを抑えるのに必死であったために、タイヤも終盤に来て厳しくなってきた。

いつも通り最後の1周前にピット義務を消化。しかし珍しくギヤがニュートラルに入ってしまいわずかながらタイムロスをしてしまった。

コースに出た時はyomogiの前の5位で復帰。7位のAE100とは大きな差があり、このまま行けばタイトル決定。

しかし、バンクからサイドバイサイドでの攻防から接触。両者ともハーフスピンで立て直したが、順位は6位。

レースはYASが優勝。

そしてオレは6位でゴールし、2年連続、自身2度目のシリーズチャンピオンとなった。
レースは、ウェイトの影響もありあまりペースが上げられなかったが、(Mr.)jillさんといい駆け引きもできた。KYOTOのオーバル以外で初めて表彰台を逃したけど、ウェイトもあるし仕方ない状況だった。でもこの状況でのベストを尽くしタイトルに繋げられた。
今シーズンを振り返ると、初めてゼッケン1を付けてのシーズン、毎戦気の抜けない戦いだった。開幕戦で勝ち流れを掴んだのも大きいかったが、結果的にはYASさんの開幕戦リタイヤが一番大きいと思った。
既に照準は来年に向け、目標はV3であることはもちろんだが、周りのレベルも日に日に向上しており今季以上に激戦が予想される。
そして来年はGTRクラス以外のカテゴリでも上位を狙いたい。特にSPタイヤ(溝付きタイヤ)でのレースであまりコンスタントにいい順位に来ていないし、来年は総合的に順位を良くしていきたい。